金烏玉兎 木火土金水

陰陽五行思想についての学びを記録をするブログです。

【東洋医学】正円を描くストレッチ

いつも陰陽五行を学ばせていただき、ありがとうございます。
先日、プロのスポーツマッサージ師の方にストレッチを教えてもらった際に、肩や腰、膝や足首、手首をほぐすときは「正円を描くようにストレッチをする」ことが大事だということを教わりました。そこでハタと思い出したのが、世界的デザイナーのコシノジュンコさんが「神様が作るものは丸い、人が作るものは四角い」と言っていたこと。身体をほぐすことにつながる、身体で描く円。円を描くことは、天に通じる調和をもたらす秘訣なのかもしれません。


そういえば、指先からは気が散じていますが、その指で円をつくることによって気がたまります。神道では「言挙げせぬ」ことが重んじられ、願いは言葉にせずを 思いを深く強めることで叶うといわれますが、この指の円をつくったままでいることで、この思いを深めることができます。指の円ではなくても、神様にお参りする際の手を合わせることも見ようによっては「腕で円をつくる」とうこともでき、これによっても気をためて「言挙げせぬ思い」を深められる気がします。


とはいえ、そんな祈りの思いはもちろん、「こうなりたい」とか「あれをやりたい」などの思いががたまりすぎると「木」が高じて「木の亢進」が起こり、頭痛や歯痛を助長したりすることもあります。「木の亢進」は体の気が上にどんどん登ってそこに溜まってしまっている状態(他に、イライラしたりするのも「木の亢進」の影響)。この「木の亢進」を抑えることで、頭痛や歯痛(やイライラ)を緩和することができます。そしてそれを抑えるのに、冒頭の円を描くストレッチはとても効く!これは、「木の亢進」の目に見えない作用である痛みやイライラを、同じく「木の亢進」の作用であり手に触れて対処できる肩(「木」が亢進していると恒常的に肩がパンパンに張っています)をほぐすことで緩和する、ということなんだと思います。とても東洋思想的で納得。


実は、あまり意識していなかったのですが、私は今、歯医者に通院中で、治療中ではない歯が痛んで困っていたところ、この教えてもらった「円を描くストレッチ」を習慣にしたところ、痛みがピタッととまりました。なんとやなく、イライラも減ったような?その理由を考えていて、なるほどコレか!と気づいたので記録しておきます。