金烏玉兎 木火土金水

陰陽五行思想についての学びを記録をするブログです。

【易経】人に学ぶことの有効性

いつも陰陽五行思想を学ばせていただき、ありがとうございます。

昨日は易経の講座に参加しました。月に一回、全10回です。私は『易経講話』という本で易経の勉強をしていますが、その本をご紹介くださったのがその講座の先生でした。

私は、何事においても本を読んで独学で知ろうとしてしまいがちですが、こうして先生の講義を聞いていると、理解に奥行きと広がりが出てくることがわかります。全てに当てはまるかは分かりませんが、易経のような奥深い学問は、ナビゲートしてくれる先生に教わる方が有効なんだと感じました。

易経』は書物で、その書物を読んでいると、それが爻を人に見立てた「人間関係ドラマ」だと最初は感じます。しかし、爻で構成される八卦ごとに方位や時刻、色などが配当されているので、だんだんそれがもっと立体的な何かを示していることに気づきます。そもそも、ベースとなる世界観も、戦後日本における一般的な世界観とは異なります。その意味では、「自分の常識」だけで易経を読んでしまうと、平たく薄い理解に留まってしまうリスクを多分に孕んでいるような気がしました。

私は塾や予備校の類に行ったことがなく、「人に教わる」というのが苦手です。たぶん受験勉強などはそれでもある程度問題ないんだと思いますが、そうではないものというのが多数あり、易経もその一つなんだと思います。

易経を含む陰陽五行思想は、書に学び、人に学び、建築に学び、音楽に学び、医学に学び、料理に学び‥あらゆることにその跡を感じることでトータルな理解が得られる気がします。まだまだ道のりは長いです。