金烏玉兎 木火土金水

陰陽五行思想についての学びを記録をするブログです。

【周易】沢火革

いつも陰陽五行思想を学ばせていただき、ありがとうございます。

沢火革の卦は、大きな改革を上手に行い成し遂げるための方法について書いてあります。その方法とは、「物事の道理を理解し、世の中の情勢に通じている人が、温和に穏やかに柔らかに行うべし」というもの。中国はその歴史上、過激な革命が数多くありましたが、「激烈、暴戻ではダメ」と周易には明確に書いてあります。

私はせっかちで自分の思いが先走りがち、また「周りの人みんなに理解してもらおうなんてとても無理!」とどこかで思っているとこがあるので、チカラワザの提案や決め事をしがちでしたが、それはダメ、ということです、反省。

ちなみに、この卦の「火」(離)は、文明の徳、物事の道理に通じる徳を持ち、「沢」(兌)は穏やかにやわらかに激しくないという徳を持っていることから、このような解釈になるようです。

「沢」(兌)は、私の生まれ星である七赤金星の象意。私もそんな徳を持っているのだとしたら、それを掘り起こせば出てくるのかも?と思いました。

九星気学に限らず、いわゆる「占い」による性質は、歳を重ねるに従って、その性質が人格に色濃く現れてくるようになります。子供の頃は「そうかな?」と思っていた性質も、歳を経ると「確かに」と納得することも多くあります。

様々な人に出会い、様々な出来事を経験する中で、「定められた通りのもの」が出てくるという見方もできます。「占い」は現代社会においては軽視されがちですが、何千年もの時代を経て残ってきた天と地の相似形を示すその型というのは、相応に意味があり、それを否定するよりはそれを生かし利用することを考える方が合理的な気がするこの頃です。

☆『周易講話』の4冊目に入りました。64卦の説明はこの本が最後♩

f:id:gold_apple:20170523122046j:image