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陰陽五行思想についての学びを記録をするブログです。

【東洋占術】九星気学と四柱推命

いつも陰陽五行思想を学ばせていただき、ありがとうございます。

さて、同じ東洋思想を起源とする占いに、九星気学四柱推命があります。ちなみに、算命学の何十とある占法のうちの2つを利用して占うのが四柱推命

この2つ、人の性質も運勢もまったく異なる結果が出るので、どちらが正しいのか?ということについて考えていました。とはいえ、実はその後いろいろと検証する中でどちらも当てはまっていることの方が多く、どちらも間違いではないということはよくわかったので、どう違うのかを考えていたという方が正確です。

で、現時点での私の考えは、九星気学は、この世における現実世界(人と人との関係の世界)における性質であったり雰囲気であったりを示すもの、四柱推命は本質的な人の生まれ持つ才能や性質を示すものではないか、ということ。

九星気学は人への印象や人からの印象、通常の生活において調和的か否かということを観るのに優れていて、四柱推命はその人本人がどのような役割や才能、宿命を負っているのか、世界においてどう在るべきか、どう進むべきかを観るのに優れている気がします。

運勢的なところでは、九星気学は時代の流れや環境(方位や住環境など)を観るのに適し、四柱推命(というより算命学)は時代の持つ意味とその過ごし方を示している印象。

このあたりは、九星気学が九星の配置という空間を元にしていることと、四柱推命が生まれた時間という一点から天に臨んで観ているので、そう思ったというのもあります。

私の考えでは、社会・世界における自分の性質や特徴、自分が心地よく在るための指針は九星気学に求め、自分の本質的な人生やその才能、目指すべき在り方は算命学に求めるのが良いのではないか、と考えています。言い換えれば、算命学による地図と九星気学によるコンパスを持って生きると良いのではないか、と感じています。