【陰陽】なぜ「陰陽」は陰が先なのか?
いつも陰陽五行思想を学ばせていただき、ありがとうございます。
「陰陽」って、陰が先で陽が後ですが、なぜかな?と考えていましたら、とある本に、「あらゆる種は闇がなければ発芽しない」「生命は闇の中から生まれてくる」「寶物は闇の中に隠されていて貼り出されるのを待っている」という記述があって、このあたりが「陰」が先に来る理由なのか、と思いました。
なんの本なのかというと、漫画『陰陽師』です(笑)。なんとなく、世界観を知りたくて読んでいますが、10巻以降が面白いです。夢枕獏原作の本で、6考あたり以降、原作から乖離していると評判の悪い本らしいですが、個人的には後半の方が陰陽五行思想に忠実に書かれていて、暦についても丁寧な説明があり、観念的な要素満載なあたり、気に入っています。
1つ文章を引用しておきます。「王」というのを「リーダー」あるいは「トップ」と読み替えると現実的な納得感があります。
「君臨するということは供犠なのだ。己をその世界の中心に据えて柱になるということだから。完璧なる下僕。」
つまるところ、陽より陰、表より裏、というお話でした。