金烏玉兎 木火土金水

陰陽五行思想についての学びを記録をするブログです。

【陰陽】インプットとアウトプット

いつも陰陽五行思想を学ばせていただき、ありがとうございます。

私はたくさん本を読みますし、新聞も読みますし、勉強会にも参加するし、仕事に必要なデータにもかなり目を通しますし、Facebookの他の方の投稿もけっこう見ます。要はインプットがとても多いです。一方で、Facebookやブログ、メール、面談、勉強会(自分が講師)、報告書の作成など、アウトプットも多い。そんな話をすると、「インプットなしにアウトプットはできないからでしょう」と言われますし、私もそう思っていたのですが、どうもそうではない気がします。

というのも、ここ最近、インプットしたいもの(主に書籍)がたまってきたので、インプットに集中するべくアウトプットを控えていたら、いっこうにインプットが進まない!集中できないし、意識が散漫になって思考があちこちに飛びます。そして、アウトプットをすると、またインプットができる。但し、そのアウトプットにもなんらかの基準があるようで、「自分の考えを表した」アウトプットでないと、やっぱりインプットが進みません。

インプットばかりやっていると、インプットがたまりすぎて溢れてしまう。なので、きちんとアウトプットをして溢れないようにバランスを取るのが大事、たぶんこのあたりも陰陽のバランスに通じるものなんだと思います。

ちなみに、アウトプット先は他人に対するものでなくてもよさそうです。私の場合、ふつうのことはFacebookやブログに書きますし、ちょっと偏りのある内容は、影響の少ないブログか、リーガルパッドに手書きしてファイルするか、Facebookへ宛先を「自分のみ」にして書きます。

「インプットするために、アウトプットする」、大事なことに気づきました。

【易経】人に学ぶことの有効性

いつも陰陽五行思想を学ばせていただき、ありがとうございます。

昨日は易経の講座に参加しました。月に一回、全10回です。私は『易経講話』という本で易経の勉強をしていますが、その本をご紹介くださったのがその講座の先生でした。

私は、何事においても本を読んで独学で知ろうとしてしまいがちですが、こうして先生の講義を聞いていると、理解に奥行きと広がりが出てくることがわかります。全てに当てはまるかは分かりませんが、易経のような奥深い学問は、ナビゲートしてくれる先生に教わる方が有効なんだと感じました。

易経』は書物で、その書物を読んでいると、それが爻を人に見立てた「人間関係ドラマ」だと最初は感じます。しかし、爻で構成される八卦ごとに方位や時刻、色などが配当されているので、だんだんそれがもっと立体的な何かを示していることに気づきます。そもそも、ベースとなる世界観も、戦後日本における一般的な世界観とは異なります。その意味では、「自分の常識」だけで易経を読んでしまうと、平たく薄い理解に留まってしまうリスクを多分に孕んでいるような気がしました。

私は塾や予備校の類に行ったことがなく、「人に教わる」というのが苦手です。たぶん受験勉強などはそれでもある程度問題ないんだと思いますが、そうではないものというのが多数あり、易経もその一つなんだと思います。

易経を含む陰陽五行思想は、書に学び、人に学び、建築に学び、音楽に学び、医学に学び、料理に学び‥あらゆることにその跡を感じることでトータルな理解が得られる気がします。まだまだ道のりは長いです。

【陰陽】交感神経・副交感神経

いつも陰陽五行思想を学ばせていただき、ありがとうございます。

先日、交感神経と副交感神経も、陰陽に当てはめられるというお話を聞きました。交感神経が陽、副交感神経が陰です。

それを「人付き合い」のパターンにも当てはめることもできるらしく、例えば、自分から告白する恋愛の方がうまくいくのは交感神経優位の陽タイプ、告白されての恋愛の方がうまくいくのは副交感神経優位の陰タイプだそうです。

これは恋愛の話で例をあげましたが、何かのきっかけを自分から作る方がうまくいくのは陽タイプ、自然と起こる出来事の先に(受け身なときに)うまくいくことがあるのが陰タイプとも言えるのかも。

自分はどうか?と振り返ってみるに、自分から告白してうまくいったことは皆無(ほとんど経験ないですが)、転職なども自分の都合(その職場がイヤだからとか、ステップアップを目指してとか)で転職を試みてうまくいったことは皆無なことに気づき、私って副交感神経優位なのか、と納得しました。もっと早く知っていれば、無駄にいろいろ考えることなく、起こることを素直に受け入れていく生き方に集中できたかも、と思いました。いや、今からでも遅くないので、ジタバタしても無駄なタイプと心に刻んでおこうと思います。

私は陰タイプなようなので、陽タイプのことは分かりませんが、陰タイプについて言えば、陰タイプだからといって、「自分の希望が通らず、ただ起こることを甘んじて受け取る」というわけではないことは分かります。

何度か転職をしましたが、在職中の転職活動ではなく、やり切って一度退職してからの転職なので、それぞれ1ヶ月程度の失業期間があり、でもたぶん「起こるべくして起こる」転職だったので、すんなり次が決まったように思います。

恋愛にしても、「いいなー」と思っている人との縁が自然とつながるほうがうまく行き、自分からアプローチを頑張ってしてもうまくいった試しがない(笑)

こういう自分のパターンを知っておくって大事だな、と思いました。

【周易】改心すること

いつも陰陽五行思想を学ばせていただき、ありがとうございます。

先日、現美新幹線に乗りたくて新潟へ行ってまいりました。それはとても心地よく、様々なご縁と気づきに恵まれた素敵な旅行♩

‥だったのですが、最後の最後、ちょっとしたアクシデントに見舞われ、それまでの満足感との落差の大きさも相まって、ドドーンと「☆1つ」認定しました、ガツンと。

が、その直後、「これはもしかすると厳し過ぎる?」「もしかして、やり過ぎてる?」「これはちょっと正しくない?」という3つの思いとともに、それが、周易でいうところの「“中”を超えている」、「志が正しくない」という爻の説明に該当していることを思い出し、さらに「そのままだと凶だけど、志を正せば吉」のフレーズが頭に浮かんできて、急いで「☆1つ」認定を取り消しました。

周易を読んでいなかったら、もしかするとあのままプンプンして☆1つを投げつけて帰ってきてしまっていたかも。そうしたら、きっとそれに応じた変化の流れにつかまってしまっていたかも‥。そう思うと、あのとき周易を思い出せたこと、そしてそこで改心できたことを、とてもありがたく感じました。

周易は、世の中の流れを読むのにも利用できますが、自分の在るべき姿勢、遭遇する出来事への対処を学ぶことにもとても役立ちます。

ここ一週間ほど、別の本を読んでいましたが、周易も、一日一卦ずつは読み進めていこうと思います。よい反省とよい気づきを得られてよかったです。

今回の旅行は、様々に得たものがありましたが、この件で「身を修める」ということの大切さを学べたことも、よかった。

写真は現美新幹線15号車の荒神明香さんのお花の立体アート。走る車両の揺れで動き、観る人の意識を変容させ、世界を異化させます。素晴らしいインスタレーションでした。

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【東洋医学】正円を描くストレッチ

いつも陰陽五行を学ばせていただき、ありがとうございます。
先日、プロのスポーツマッサージ師の方にストレッチを教えてもらった際に、肩や腰、膝や足首、手首をほぐすときは「正円を描くようにストレッチをする」ことが大事だということを教わりました。そこでハタと思い出したのが、世界的デザイナーのコシノジュンコさんが「神様が作るものは丸い、人が作るものは四角い」と言っていたこと。身体をほぐすことにつながる、身体で描く円。円を描くことは、天に通じる調和をもたらす秘訣なのかもしれません。


そういえば、指先からは気が散じていますが、その指で円をつくることによって気がたまります。神道では「言挙げせぬ」ことが重んじられ、願いは言葉にせずを 思いを深く強めることで叶うといわれますが、この指の円をつくったままでいることで、この思いを深めることができます。指の円ではなくても、神様にお参りする際の手を合わせることも見ようによっては「腕で円をつくる」とうこともでき、これによっても気をためて「言挙げせぬ思い」を深められる気がします。


とはいえ、そんな祈りの思いはもちろん、「こうなりたい」とか「あれをやりたい」などの思いががたまりすぎると「木」が高じて「木の亢進」が起こり、頭痛や歯痛を助長したりすることもあります。「木の亢進」は体の気が上にどんどん登ってそこに溜まってしまっている状態(他に、イライラしたりするのも「木の亢進」の影響)。この「木の亢進」を抑えることで、頭痛や歯痛(やイライラ)を緩和することができます。そしてそれを抑えるのに、冒頭の円を描くストレッチはとても効く!これは、「木の亢進」の目に見えない作用である痛みやイライラを、同じく「木の亢進」の作用であり手に触れて対処できる肩(「木」が亢進していると恒常的に肩がパンパンに張っています)をほぐすことで緩和する、ということなんだと思います。とても東洋思想的で納得。


実は、あまり意識していなかったのですが、私は今、歯医者に通院中で、治療中ではない歯が痛んで困っていたところ、この教えてもらった「円を描くストレッチ」を習慣にしたところ、痛みがピタッととまりました。なんとやなく、イライラも減ったような?その理由を考えていて、なるほどコレか!と気づいたので記録しておきます。

【気】Facebookと「気」のこと

いつも陰陽五行を学ばせていただき、ありがとうございます。

先日、「“友達削除”する基準はなんですか?」と聞かれたので書いておきます。
その方が私のことがキライだったり生意気だと思っていたとしても、その人柄や生活が充実している方はそのままにさせて頂いています。
一方で、私のことが好きでも、嫉妬ややっかみの感情がある人、あるいはその「好き」が高じて過剰になっている人は削除します。

前者の「気」は通っていて軽やかですが、後者の「気」は滞っていて重たく、近くにいると自分も停滞します。
前者の方はそもそもお会いすること自体たぶん少ないのですが、先日、そういう人でも自分がその方を応援することで、自分も軽やかに通る、ということを聞いて、実践していたら、ここ数日のことですが、確かにそんな感じです。

ちなみに、自分の側が相手に嫉妬ややっかみ、過剰な行為がある場合は、相手が軽やかでも自分は停滞します。一方、自分が相手を嫌いでも、生活や人格が充実していれば、軽やかに通ることができます。

先日も少し書いたかもしれませんが、最近、Facebookを開いたときにでてくる投稿には全部「いいね!」をしています。実は、少し前まで諸般の事情で「非表示」にしていた方も、表示して「いいね!」をしているのですが、これはけっこう良いです。いろんなことがスーッと通っていくのが実感できます。
「非表示」にするということは、何かしら相手に対する滞りが心のうちにあるということで、それは停滞を招くようです。なので、「非表示」にするくらいなら、キレイさっぱり「友達削除」するほうが良いかもしれません。

【陰陽五行】走ることの東洋思想的な意味

いつも陰陽五行を学ばせていただき、ありがとうございます。

最近、ランニングを始めましたら、「木から土への流れですね!」と言われました。

特に意図していなかったのですが、「学び(=目指す思い)」は木の気、「走る(=地面とつながる)」そしてそれを「継続する(=定着を図る)」は土の気、確かに木から土といえます。

『だるまんの陰陽五行』を読んでいると、相克関係は成長の道、ということが書かれていますが、木は土を克す、これも成長の道なのかも。

ちなみに、それとは別に、「陰陽」という概念においても、「自分にとってしんどいこと(この場合はランニング)=陰」をしっかりやっておくと「ご褒美(何かはわかりませんが)=陽」がやってくる、という考え方もできます。四柱推命における「空亡」の時期なども陰陽の陰の極の時期なので、ここでしっかり「しんどいこと」をやっておくと、後々良いことがあるそうです。

さらに、走るときの姿勢がスッと伸びていると「気」が通るので良いです。実際にその姿勢で走ってみるとわかるのですが、しっかり「地面=土」を掴んで地から天につながっている感覚があります。そして、いろんなアイディアや解決策、将来に向けてのビジョンが降ってきます。東洋思想において天は「目に見えない世界のこと」、地は「目に見える世界のこと」といわれます。また、天は魂(目に見えない)、地は魄(身体、目に見える)ともいわれます。

そう考えると、走ることは、身体をしっかり動かすことで心の声を聞くツール、と考えることも、できるのかもしれません。